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Music from River Runs
nakadi.exblog.jp

川の流れが奏でる旋律   身を寄せてみませんか   暖かくやさしいメロディーです

by k-nakadi
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少年のハート
バイブル、ってのが自分にとっていくつかあります。
いくつもあるのがちょっとインチキくさいですけど、
「教科書」とか、「参考書」なんてのも味気ないので
なんとなく、バイブルと呼んでます。(バイビジブルではありません(笑)。)
その道において、なにか煮詰まったときとか
突破口を見出してくれる。
まぁ、自分自身がヤワなんでしょうけど、、、。
少年のハート_e0116830_20472292.jpg

フライを始めた頃はタイイング・ブックを頼りに
巻き方の手順なんかも、その通りに沿ってやってました。

でも、しばらくすると、ちょっとした[壁]のようなもの。

そうなんですよね。「このCDCダンなら、」とか、「早春は、このパターンで、」。
それだけでは。  いわゆる、つまらなくなる。

音楽、楽器の世界でも「この通りに弾けば良いです」とか、
「このアレンジだったら、このフレーズで、、。」実は、あります。
その通りにやればなんとか無難にそれらしく出来るものですが
フライ・フィッシングも音楽も{生物}なので
それだけでは、   面白くなくなる。

佐藤成史さんの、この2冊の本。
そんな時に出会いました。

巻き方の手順が載っているでもなく、
ただ、一本のフライに対しての、成り立ちと、その解説。
でも、その文章は
釣っている場面が無いのにもかかわらず、引き込まれる。
イマジネーションってやつですか? そう、ひらめきを起こさせてくれる。

佐藤さんの文章が好きですね。
解かりやすい、とか、具体的な理由があるわけではないのですが
初めて読んだときから なぜか、すっ、と馴染めた気がする。
まだ理解できない言葉や、経験したことのない世界がそこにはいくつかあるけど
なぜか入り込めることができる。

探究心。その言葉の塊のような佐藤さんの文章。

よく訳のわからない理屈をならべるだけで、知ったかぶりをする
そんなエキスパートと「呼ばれる」人の記事や言葉。
音楽の世界にもあります。
机上だけの理論で語っても、実際に生の演奏を聴くと
「なんじゃ、こりゃ!?」
少年のハート_e0116830_23115043.jpg

文章があまり得意ではない自分が引き込まれてしまうのは何故だろう、、。
きっと、そこには経験と体験にもとづいた事しか書かれていないからだと思う。

探究心と冒険心。

少し前にFMで聴いた、とある1曲。
その中にこんなフレーズが、
「青春に期限なんて無い、探究心に歳は関係ないと思うよ」。
名古屋出身のヒップ・ホップ・ユニット、Home made家族の一曲のフレーズ。
{はっ!}ときましたね。

目の前に起こるいろいろな出来事に少年のように目を輝かせる。
少年のハート_e0116830_2336263.jpg

魚であったり、カエルであったり、ただの一本の木であったり。
小さな花であったり。

好奇心の塊。少年のハートを持った大人。
なんと言えばいいんだろう、、、思いつきません。

この1年くらいの間に、釣りの場面だけでなく同じ空間を過ごさせていただきました。
同じテーブルで焼肉食ったりとか、
宴会の一室で横になりながら与太話したりとか。
どんな時でも面白い場面では映像とかで耳にすることができるあの笑い声。

憧れのフライマン。ってのもちょっと違うな。
失礼な話になってしまうかもしれませんが
僕にとっては、もっと身近な感じがする。いやっ!もちろん手の届かないというか
凄い人だと思ってますけど、間近でお会いするとそんな凄さを微塵も感じさせない。

バイブルを読み終えて、いつも思うことは、
{このパターン巻こう!}なんてのもありますけど、、、
まだまだ面白い事がこの世界にはあるんだな!
そんな気持ちになります。
by k-nakadi | 2007-05-24 23:47